5.15/2023
昨日解いた問題
【出典】【中学受験算数】これだけ!算数のカギ - 【SPI】 - YouTube
最近観た映画
日本各地の廃墟に点在する「災厄が漏れ出る扉」を締める旅に出ることになった女子高生すずめ。意図的に伏せられた彼女の過去が明かされる時にもたらされる邂逅。
ロードムービーであり、前半部は宮崎県から東京まで、後半部は東京から東北まで、と分けることができる。
彼女は一人親家庭に暮らしており、かつ"母親"はおそらく実母ではないのだが、その理由が明かされることはないまま、物語はどんどん前進していく/駆動されていく。
およそ視覚的/物質的/肉体的に物語は進行していくのだが、彼女の生い立ちが明かされる時に、一挙に、精神的/感情的な奥深くへと触れていく。あるいは、記憶へ。
その生い立ちが理解されると、彼女がむしろ頑なまでに精神的な部分に触れることなくどんどん駆動されていく前半部の理解(=動機)が進むかもしれない。後半部は「愛」だが。
主人公の過去/記憶/精神を手札として残したまま進行し、終盤に開示する展開や、「時間」を構造的に利用した点=自己撞着的/循環論法的なSF作品である点は、近年のハリウッド大作の中でも『インターステラー』のようなノーラン作品への意識も見て取れるようにも思える。
Do As Infinity『深い森』